前略、派遣の冒険。

派遣社員が起業するとどうなるか

日本に起業家が少ないのはセロトニン伝達遺伝子のせいなんじゃないか

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昨日の記事に続いて、日本の起業家の少なさに対する都市伝説的アプローチ第二弾。今回はセロトニン伝達遺伝子を悪者にしてみる。

セロトニンは幸せホルモンと呼ばれていて心のバランスを整える。逆にセロトニンが少ないと不安が大きくなりうつ病になりやすいと言われている。そのセロトニンを伝達するにがセロトニン伝達遺伝子だ。 セロトニン伝達遺伝子は以下のような対立遺伝子を持つ。

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Chapter 4: Connecting Anxiety and Depression via the Serotonin Transporter Gene | PsychEducation

 

血液型みたいな感じで、セロトニン伝達遺伝子にはLong型(L型)とShort型(S型)が存在し、その組合わせで構成される。つまり、人間はL/L型、L/S型、S/S型いずれかのセロトニン伝達遺伝子を持っている。

LL型はSS型の2倍のセロトニンを伝達することが出来、不安な出来事が起こった時にその不安をかき消す能力が高い。それに対しSS型は不安をかき消す能力が低く不安に対して感情的になる。またSS型はミスをした時にもLL型に比べて感情的になりやすい。この特性から、S型はDepression Gene(鬱病遺伝子)なんて呼ばれることもある。

L型の方がストレスや不安に耐性があり、起業家向きのように思える。なぜなら起業をする計画通りに進むことはまずないし、毎日ミスをするし、大きなプレッシャーや不安も感じるからだ。

このうつ病遺伝子とも起業家遺伝子(勝手に名付けた)とも言えるセロトニン伝達遺伝子だが、東アジア人のS型の遺伝子保有率は70%ー80%で、欧米の白人のS型遺伝子保有率40%ー45%にくらべると約2倍になる。つまり東アジア人は不安やミスに対する耐性が低い。

このS型遺伝子のせいで、日本には起業家が少ないんじゃないか?きっとそうだ、そうに違いない!

というのが今日の都市伝説。遺伝子的に無理だったらもう諦めるしかないのか?

そんなことはなさそうだ。諦めるのはまだ早い。

東アジアにSS型が多いのは、人間がアフリカから大移動する時にSS型の人間が適していたからだと言われている。S型は不安に駆られて危機管理をする為、移動における生存率が上がるのかもしれない。また、S型は社会性に対して敏感でもある。社会性に敏感なS型は基本的な社会のルールを大切にするので、清潔性を保つことができ、疫病のリスクを減らせたという。S型の社会性への敏感度はポジティブな事にも敏感に反応する。例えば自然災害が起こった際、社会的サポートがない場合SS型は鬱病のリスクがLL型の4.5倍になるが、社会的サポートがあるとSS型が鬱病になるリスクはLL型と同じだ。

これだ!

起業をした時の不安やミスについて社会的サポートがあると、きっとS型の人も不安になりすぎずにリスクを取って起業が出来るんだ。僕は今まで、政府がスタートアップ支援をするなんて馬鹿らしいと思っていたけれど、政府がスタートアップをサポートする仕組みは日本に合っているかもしれない。

クールジャパンでも一億総活躍社会でもなんでもいい、起業家をサポートできる社会を作ればこの国の起業家精神は一気に変わるんじゃないだろうか。

 

参考文献

Chapter 4: Connecting Anxiety and Depression via the Serotonin Transporter Gene | PsychEducation

THE DEPRESSION MAP: GENES, CULTURE, SEROTONIN, AND A SIDE OF PATHOGENS