前略、派遣の冒険。

派遣社員が起業するとどうなるか

起業記-7 アジャイルになれ。変化しろ。

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起業記は月曜と金曜18時に更新します。

 

2ndプロトタイプが完全に失敗に終わったところで、もっと早い開発ツールを探していた。そこで目をつけたのが3Dプリンタ。当時はまだ敷居が高い気がしていたけれど、Amazonで探してみると一番安いモデルで$500(5万円程度)で購入できる。

その当時ぼくらにとって$500の出費は小さくなかったけれど、買うことにした。もう1つのプロトタイプ作成で1ヶ月は費やせないし、一回のプロトタイプ作成を外注すると$500は優に超える。3Dプリンタに投資してみよう。

こうして3Dプリンタ購入を決定して、Amazonプライムで次の日にプリンタが届いた。

結果は非常に良かった。この買い物は一番費用対効果が大きかったのではないかと思う。

まず、プロトタイプ作成にかかる時間とコストがが大幅に減る。僕らが作っているプロダクトを3Dプリントするには10時間ほどかかる。長いように感じるかもしれないが、外注してから手元に届くまでには2週間から1ヶ月だった事を考えると、スピードは30倍から80倍くらい早くなったことになる。コストも劇的に安い。1つのモデルをプリントするのにかかる材料費は高くて$5(500円程度)くらいだ。プリンタ自体のコストを無視すると、一つあたりのプロトタイプのコストは100分の1になった。

これなら戦える。

こうして僕らはアイディアを次々に3Dプリントして友人に見せて回った。実際にものを手渡してみると、使用することを想像できるので反応が全然違う。

”こんなアイディアがあるんだけどどう思うか?”という質問に対してフィードバックがたくさんくるので、新しいモデルに落とし込んでプリントする。1日後には次のモデルを持って話をしている。

こうして僕らは少しずつスタートアップとしてのスピード感を身につけて行った。

 

夏休みが近づいてきた。アメリカの大学は5月中旬から約3ヶ月休みになる。その間インターンシップをしたり旅をしたり、基本的にやることは自由だ。

この夏休みは僕らにとって紛れもなく勝負の夏になる。この夏でビジネスを加速させないと僕らに成功はない。