前略、派遣の冒険。

派遣社員が起業するとどうなるか

起業記-14 中国ビジット。近未来の国。

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起業記は月曜と金曜18時に更新します。

夏休みの間僕が一人で中国製のボトルを分解している時、友人が遊びに来て「今は日本人が中国の製品を分解するんだな」とジョークで言って来たことがある。僕は正直そのときハッとした。日本は最先端でもなんでもないんだ。プライドを捨てて学ばなければならない。

僕は2015年秋に中国の製造業者を初めて訪問した。物作りはメールやスカイプでは完結しない。実際に会ってご飯を食べて握手をする必要がある。

行くたびに、良くも悪くも中国には驚かせされる。日本と中国を比較してもしょうがないのは承知の上だけれど、日本に比べてとても進んでいるという事も多い。例えば、決済ではクレジットカードも現金も必要ない。レジの横にあるQRコードスマホで読み取り、送金すれば完了だ。街で走っているバイクの8割は電気バイクだ。駐車場の入り口ではビデオがナンバープレートを自動認識し、ドライバーがスマホ経由で駐車場料金を払うと、帰りはシステムが自動で判断してゲートが開く。財布を取り出す必要もなければ、料金所へ歩いて行く必要もない。中国はこういった便利なものを躊躇なく行い、爆速でインフラを作ってしまう。完成度は70%かもしれないが、それでも取り敢えず市場に出す。乱暴だけどスピード感がすごい。

一方で、少し田舎に行くと今でも犬を食べてたりするし、ギャップがすごい。製造業の人とご飯を食べに行った時、"Do you like dogs?"って聞かれたので"Yes, I like dogs better than cats."って答えたら、食卓に犬が出て来た。さすがに食べれなかった。それに運転のマナーは最悪だ。中国にいくと、3日に一度くらいのタイミングで交通事故現場を見る。とにかくおもしろい国だ。

こうして僕の初めての中国訪問が終わった。手応えはあった。僕らのボトルを製造する十分な設備と人がいる。これでコストの概算を出して、なんとかスタートが出来そうだ。この時ぼくはまだ製造の難しさ、中国の製造業者の怖さを理解していなかった。