前略、派遣の冒険。

派遣社員が起業するとどうなるか

起業記-23 SVPプレゼン

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起業記は月曜と金曜18時に更新します。

 

夏の間参加していたSVPも終わりが近づいていた。最終日はDemo Dayとなっており、学校内外からゲストを招いて各チームがプレゼンをすることになっている。会場は200人くらいだったと思う。

僕は英語のプレゼンが本当に苦手だった。MBAのクラスの中でのプレゼンでもすごく緊張してしまっていたくらいだ。

会社を作ってから、いろんなところでプレゼンやピッチをする機会があり、徐々に慣れてきていたが、それでも最終プレゼンの練習も他のチームに比べて多くの時間を費やした。ダメならば練習しなければ戦えない。

 

パブリックスピーチが苦手な自分に苛立ったり落ち込んだりすることもあったが、ある日こんなことがあった。

Babsonのイベントに参加している時、僕がトイレに行くと、40代くらいのおじさんが紙を見ながらぶつぶつ呟いていた。不思議に思ったが、よく見るとその人はトリップアドバイザーの創業者兼CEOだった。トリップアドバイザーといえば誰でも知っている企業で、彼はMIT出身のアメリカ人だ。パブリックスピーチをする機会なんて何千回もあっただろうに、それでも彼はスピーチ前に緊張してトイレで練習していた。僕はこの時少し心が軽くなった。どんなに会社が大きくなっても、どんなに成功しても、緊張する時は緊張する。ただその緊張を受け入れて、最善の方法で対策をする。世界の一流起業家は特別ではない。ただ地味な作業を毎回真面目にやっているんだ。

ちなみに、その後聞いた彼のスピーチは最高だった。