前略、派遣の冒険。

派遣社員が起業するとどうなるか

起業記-29 日本で資金調達

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起業記は月曜と金曜18時に更新します。

 

日本に帰国した理由の一つが、日本での資金調達だ。僕らはクラウドファンディングで資金を集めたが、製造にかかるコストや製造後のランニングコストを考えると、この段階から資金調達の準備をしなければならない。

帰国した当初僕は日本のスタートアップ界隈には全く繋がりがなかったので、とりあえずネットで調べたイベントに参加し、人に話しまくった。機会があればピッチイベントに参加して自分のビジネスを紹介する。そうやって徐々にネットワークを広げていき、週に2−3件のペースでベンチャーキャピタルと話が出来るようになった。まずまずの滑り出しだったと思う。

ある日、イベントで知り合った人と電車に乗っていると、「今から**さんと会うから、来てみる?」と言われた。誰だかわからなかったけれど、とりあえず「行きます!」と言って付いて行った。サンシャイン60のseatle's best coffeeだった。そこで初めてお会いし、名刺を交換し、1−2分のプレゼンをした。軽く質疑応答を終えた後、

 

男性「いくら投資したらいい?」

僕「ウン百万円です。」

男性「わかりました。資料送っといてください。」

僕「わかりました。ありがとうございます。」

 

挨拶から15分くらいだ。興奮した。映画で見たやつや。

興奮したまま電車に乗り、ふと冷静になった時、悔しさが込み上げて来た。

投資金額を聞かれた時、なぜもっと高い金額を提示できなかったのか?

これだけ自信を持っているビジネスなのに、弱気になってしまったのか。急な展開に驚いてしまったのか。倍の金額は提示できたはずだ。本当に悔しい。

初めての契約は悔しさが残ったが、こうして動き回ることで日本のコミュニティーにも慣れて行った。